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海の見える街

フランス・フランス語好きの社会人受験生による備忘録。2017年春ニース語学留学・プロヴァンス地方一人旅の記録、短期留学後の日常、長期留学に向けてのあれこれ。「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」(梨木香歩「西の魔女が死んだ」)

どういうわけかマルセイユ

乗車したTGV内で焦ったせいで、ちょっとしたトラブルが発生。急遽マルセイユで新しい切符を買い、ホームで電車を待つ羽目に。よりによってマルセイユで…!!!!マルセイユで!!!!!!治安の悪いマルセイユで!!!!!!!

Jeannetteにメッセージを送ったら電話をくれた。大丈夫、落ち着いて、頑張れ!と。土曜の午後なので電話の向こうにはマークの声も…。

 

うーーーーーーん!!!!マルセイユの空気に負けない!!!!!!!

何があったかは落ち着いたら書く。

早くニースへ帰りたい!!!!!!!

エクスTGV駅からニースへ

二泊三日の一人旅も終盤。お昼ちょっと過ぎのTGVでニースへ帰る。今はもう、シャトルバス navette でエクス・サントル駅からエクスTGV駅に移動完了。待ち合いのベンチでゆっくり休憩しつつTGVを待つ。

ニースではJeannetteが駅まで迎えに来てくれる。

 

一晩寝たら気力と体力がだいぶ回復したので、結局エクスをちょこっと散策した。それについてはまた後日。

 

エクス・サントル駅近くの草むら。
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うーん、ずっと夢見ていたプロヴァンス地方、実際に来たら想像以上に素敵なところだったなあ。多湿な日本の気候では栽培しづらい(と私は思っている)ポピーが、こちらでは線路沿いなどにわあっと自生している。電車内からはうまく撮れずにいたけてど、やっとポピーの写真を撮れた…。

 

しかしエクスTGV駅、モダンで清潔で居心地がいい。けれど、待ち合いのアナログ時計が豪快に2時間遅れて時を刻んでいる(デジタル表示の時刻表に出ている時計は私のスマホと同じ)。

駅の時計が1分でもズレるなんて日本では絶対に考えられないのに、ここでは誰も不自由していない様子。いかにもフランスだなあ。 

モンペリエからエクス・アン・プロヴァンスへ

セザンヌの故郷であり、その生涯を閉じた地でもあるエクス・アン・プロヴァンス
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書くことはいろいろあるのだけれど、ホテルへの道すがらスーパーに寄ってお土産用の調味料やら何やら買い込んだらとんでもない量に。重いなあ!重いなあ!と街を歩き、息切れし、小さな噴水のそばのベンチで水を飲みつつ休憩。買い物したものを見てみたら、カマルグの塩だけで3kg買っていた。アホか???

 

というわけで特に腕が筋肉痛。熱いシャワーを思いきり浴びたら眠気が。ちなみにこのホテルにもドライヤーはなかった。髪は自然乾燥。これでいいのだ。

ホテルの目と鼻の先に雰囲気のいいレストランがあった。でもお土産の持ち歩きでもう疲れて疲れて、外食どころではなかった。

 

そういうわけで今日の夕食はこちら。おそらく今回のフランス滞在中で一番の粗食。スナック菓子と水。
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まあ人間、塩分と水分さえ摂っていれば基本オッケー。そういえば今日は昼もお菓子だった。モンペリエのホテルでまともな朝食をとっておいてよかった…。

 

ちなみにポテトチップスはトマト味。コイケヤカルビーのものよりも少しザクッとした感じ。味も食感も好き!おいしい!

スティックは固めの食感。フランスらしく(?)ハーブ入り。面倒で原材料を見ていないけれど、タイムかな?続けて食べると香りと塩気を強く感じてくる。これ単品で食べてもいいけれど、お酒のおつまみにするともっとおいしそう。ビールとか。んんん〜、太陽がさんさんと輝く南仏の夏、風に吹かれてぐいっと飲む、冷えたビール…。んんん〜。

 

せっかくエクスに来たけれど、観光はしない…だろうなあ。軽く見積もっても5kgの荷物を背中と腕に、スマホ見ながら市街を歩いたりカフェに入ったりするのはしんどい。

なので、明朝は路線バスでエクス・サントル駅(在来線の駅)に戻り、駅のバスターミナルからのシャトルバスでエクスTGV駅へ。

夕方にはニースに帰着予定。ううう、Jeannetteのおいしい手料理が恋しい…。

 

 次にエクスに来るときは時間と体力にたっぷり余裕をもたせよう。セザンヌの街、噴水の街、大聖堂の街、エクス・アン・プロヴァンス

高速鉄道TGVのエクス・アン・プロヴァンス駅は割り方最近作られたので、今いる街の中心部から15kmほどの郊外にある。新しい地下鉄ほど深くなるのとおなじ理屈ですな)

モンペリエ、コメディ広場やsaint roch駅前の公園

さて、トラムで一路Montpellier Saint Roch駅へ。と思ったら一駅手前にPlace Comédieの表示。こ、コメディ広場!これも行っておかなきゃ損!!

ということでコメディ広場に到着。

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まさに「広場」。開放的でのびのび。
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噴水の縁で電話する人、ベビーカーの子どもをあやす人。地面に帽子を置いてギターを弾いてみせる人。ここでもみんなが自由。

 

誰かの像がある…と見てみたら、かの有名なシャルル・ド・ゴールだった。
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ベンチに座って首を後ろにぐぐっと反らす。うーん、気持ちいい。

昨日ヒートテック&長袖Tシャツ&カーディガンで暑かったことを反省し、今日は半袖のTシャツにカーディガン。風がよく抜けて快適。
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市場。そういえばニースのサレヤ広場の市は閉まっていたなあと花屋さんを見て思い出す。ニースの花市、いつか行きたい。

 

トラムに乗ろうか迷いながら市場をふらふらしつつ、ポリゴン・モンペリエ・ショッピングセンターへ吸い込まれる。日本へのお土産を買うべく、どうしてもファーマシーに行っておきたかったので…。日本でも有名なフランスのコスメや基礎化粧品が現地価格で売られている!本国ではこんなに安いのか!いろいろと目移りしながらハンドクリームなどのちょっとしたお土産を購入。

 

旧市街散策はまたの機会に取っておくことにして、Saint Roch駅まで一駅だけトラムに乗車。降りてみたら、ここは!昨日のうつくしい公園ではないか!お昼前だからか人は少ない。一人占めしたい…。
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 トラムの停留所の目の前ということは、昨日もここからトラムに乗っていればもっと楽に移動ができた…?でも、異国の住宅街を歩くという経験ができたのでok。万事ok。

 

さて、爽やかで穏やかで緑がうつくしいモンペリエの街にもそろそろお別れ。近い将来にまた来るぞ。

Université Montpellier 3 Paul Valéry モンペリエ第三大学(ポール・ヴァレリー)にて

ソワソワしながら住宅街の中を歩いたモンペリエ。とりあえず中心地に行くかとホテル最寄りの停留所からトラムに乗る。でも、一応ここはモンペリエ第三大学に近いはずだし…とよくよく調べてみたら、トラムで二駅しか離れていなかった!ここまで来たなら当初の目的地に行くしかない!!

大学がある方とは逆方面のトラムに乗っていたので正しい方向に乗り換え。最寄り停留所はSaint Éloi。

トラムを降り、徒歩で約700m。着いた!
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金曜の朝10時台、授業中のせいか構内に学生の姿はまばら。歩いている人は両手で数えられる程度。とても静か。勉強するにはとてもよさそう。

イマイチ使い勝手の悪い€20紙幣を崩すついでに、構内の自販機でLU(フランスのメジャーなお菓子ブランド)のチョコレートケーキを一つとヴィッテルを一本。日陰は肌寒かったので、芝生に座って日向ぼっこをしながら休憩などしてみる。
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ほんとうに静か。授業と授業の間やお昼には、この場所も学生でいっぱいになるのだろうか。
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トラム停留所との間は住宅地。ちょっとしたところに趣きある光景。昨日より優しく風が吹き、鳥のさえずり声が響き渡る。

 

 

モンペリエは学生の街。今日行った第三大学にはいわゆる文系の学科がある。附属の語学学校もあり、トラム内や学校までの道ではフランス語が母語でなさそうな若者の姿も見た。日本人の学生も通っているはず。

雰囲気の良い学校だったなあ。

今度は学生として来たい…かな。

モンペリエをトラムで

 

長い昼が終わり、日が落ちてから夜になるのもあっという間だけれど、明るくなってから人々が動き出すのも早いフランス。太陽と人々が愛し合って生きているのを感じる。
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ホテルの広間でパンの盛り合わせとオレンジジュース  jus d'orange と紅茶の朝食をいただく。フロント係とは違うマダムが応対してくれた。このマダムも片言のフランス語しか話せない私を英語でフォローしてくれる。ありがたい。お礼や挨拶をフランス語でするととてもにこやかに返してくれる。

 

この旅で私が接してきたフランス人はほとんど接客業の人だけれど、みんな、拙くてもフランス語を話そうとする人間にはとことん優しい。

 

フランス語ネイティブのご夫婦が朝食係のマダムと談笑していて(ご機嫌いかがですか、ここでの滞在はいかがですか、困ったことは?いいやとても素晴らしいよありがとう、etc.)、いいなあ、フランス語が使えればあんなふうに楽しそうに会話できるんだ…と思いつつパンを食べたらお腹いっぱいに。ヨーグルトは食べなかった。

 

さて、午前9時。とりあえずホテルをチェックアウトして最寄りのトラム停留所まで。市内のトラム路線やはどうなっているのか?

まあトラムでも徒歩でも何でも、モンペリエ駅に行けばエクス行きの鈍行に乗れるはず。トラムの中で考えよう。

 

 

フランス、切符の刻印の話

フランスの駅には日本にあるような自動改札機がない。ホームにある黄色い刻印機に切符を挿入し、自分で切符に刻印する。
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切符の端を機械に噛ませるとすぐにピッ!と電子音がして終了。これで大丈夫か不安になるほど簡単!TGVでは車掌さんが車内をまわり、切符に乗車駅のコードが捺されているか機械で読んで確認していた。いわゆる「切符を拝見します」。ちなみにインターネットでの予約などで切符が存在しない場合などは携帯端末を見せてコードを読んでもらう。反対側の列のお兄さんがスマホの画面を検札(?)してもらっていた。

 

乗車前の刻印を忘れると不正行為として係員に厳しく咎められる。 ニース・ヴィル駅までトラムに乗ったとき(トラム車内にも黄色い機械がある)、Jeannetteに聞いたら「切符を機械に通すのは乗るときだけ。降りるときはいらない」とのことで、乗るときはみんな刻印していたけれど、確かに降りる人は刻印せずに車外へ出ていた。というわけで降車後は不要らしい。

けれど万一何事かあったら困るので、マルセイユTGV降車後にも一応ピッ。モンペリエへの乗り継ぎ前にピッ(日本でJRから私鉄に乗り換えるとき改札を通るように必要かなあ、と迷いつつ)。モンペリエまでに検札はなし。なんか怖いのでモンペリエで降車後も一応ピッ。

よし、問題なし。

 

というわけで、日本の鉄道であれば改札で回収されてしまったはずの今日の切符を、私はまだ持っている。路線や切符によっては5日間乗り放題パス、7日間乗り放題パスなど連続して使えるものがあるので紛失注意(そして刻印の有無が判明して不正が発覚すると大変なので、乗車前の刻印は忘れずに)。

 

改札がない→切符がなくてもホームに入ることはできるので、親しい人のお見送りをするときは車両のドアの傍らまで連れ添い、別れを惜しむことができる。Jeannetteは私の乗る列車がどれか、乗る車両は正しいかホームで一緒に確認してくれた。
 (改札がないこのシステムでは、切符がないまま無賃乗車をやろうと思えばできてしまうのだけれど、そこは乗客の良心に任せられている。良識ある大人は不正行為はしない。トラムの乗客を見てもみんなしっかり切符を持っていた)。

 

明日はトラムに乗る…のかなあ。大学を見ずにトラムでモンペリエをぐるっと→エクス移動もよさそうに思えてきた…。