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海の見える街

フランス・フランス語好きの社会人受験生による備忘録。2017年春ニース語学留学・プロヴァンス地方一人旅の記録、短期留学後の日常、長期留学に向けてのあれこれ。「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」(梨木香歩「西の魔女が死んだ」)

チャドルのような黒から、トルマリン石のような青へ

11時間に満たない程度のフライトを終え、経由地ドバイで羽休め。
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着陸したときはまだ夜だった。滑走路の明かりがきらきら瞬いて見えた。

暗いのではなく、黒いのだった。ここサウジアラビアの女性たちが身に纏うチャドルのように

 

午前6時を迎えた今、空は深い青から水色へとみるみるうちに移ろい、トルマリン石のように淡く澄んでいる。

 
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何かときらびやかなイメージが強いドバイだけれど、夜明けのこの瞬間だけは、飾り気のないうつくしい素顔が見えるのかもしれない。


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約12時間前に成田を発って以来、中国から中央アジアの夜を飛び続けて、やっと太陽が見える。

 

人生で初めて異国で迎える朝。ここサウジアラビアの東の空は、 想像していたよりずっと無垢な光に満たされようとしている。